コンクリートや砕けたブロックが手元に残ったとき、「これ、どこへ持っていけばいいんだろう」と思う人は多いと思います。燃えるごみでも粗大ごみでもない、でも量は少し、業者に頼むほどかどうかも分からない。そういう迷い方を、この記事では整理します。
地域情報メディア『あしがらイイトコ』のエリア担当、うちともです。わたし自身、自宅にあったコンクリートブロックの処分で一度迷ったことがあって、その経験をもとに書いています。
この記事では、小田原市のごみ区分でコンクリートがどう扱われるか、相談先はどこか、工事由来か家庭由来かで変わってくる点を順番に見ていきます。
コンクリートが迷いやすい理由はここにある
普通のごみとコンクリートが違うのは、「重くてかさばる」という点だけではありません。燃えるごみ・燃えないごみ・粗大ごみという三つの感覚で分けようとすると、どこにも当てはまらない。そこで最初の迷いが生まれます。
少量でも「ごみステーションに出していいのか」が分かりにくく、かといって環境事業センターに持ち込んでいいのかも確信が持てない。この記事を読んでいる方の多くが、そのあたりで止まっているのだと思います。
家庭ごみとして出せるかの基本的な見方
結論から言うと、コンクリートは小田原市の家庭ごみ収集の対象外です。小田原市の公式資料には「建設廃材」として「市では扱えないもの」に明記されています。
粗大ごみとして戸別収集に出すことも、燃えないごみの袋に入れて出すことも、どちらも対象外。ごみステーションには出せない品目です。
ただし、これはあくまで「収集の対象外」という意味です。どこへも持ち込めないということではなく、相談先が市の収集とは別のルートになる、という話。そこを分けて考えると迷いが減ります。
ブロックやがれきで扱いが変わる場面
コンクリート片、砕けたブロック、外構工事で出た塊。見た目は似ていても、出どころや量によって相談先が変わります。
- コンクリート片
-
庭や外構で砕けた破片など。家庭由来でも市の収集対象外。
- コンクリートブロック
-
ブロック塀の一部など。形が残っていても同様に収集対象外。
- がれき類
-
工事や解体で出た廃材全般。工事業者が発注元なら産業廃棄物扱いになる。
DIYで自分で壊した場合でも、元は構造物の一部だったものは「建設廃材」の区分になることが多いです。「自分で作業したから家庭ごみ」とはなりません。そこは見落としやすいところです。
少量と大量とで違ってくること
「ほんの少しなら大丈夫では」と思いたくなる気持ちはよく分かります。わたしも最初はそう思いました。ただ、小田原市の公式情報では量の多少に関係なく、コンクリートは「市では扱えないもの」として明示されています。
少量だから市の収集に出せる、とは断定できない状況です。量よりも「何由来か」「どのルートで処分するか」を先に確認するほうが、結果として動きやすくなります。
持ち込みを考える前に見ておきたいこと
小田原市の環境事業センターへの持ち込みは、家庭から出た家庭ごみが対象です。建設廃材は環境事業センターでも受け入れ対象外とされています。
センターへ持ち込む前に確認しておきたい点をまとめました。
- 家庭から出たごみかどうか
- コンクリート・建設廃材に当たらないか
- 住所・氏名が確認できる書類を持参したか
- 受付時間内かどうか(平日8時20分~)
持ち込み受付時間は、月曜から金曜が午前8時20分~11時30分・午後1時00分~4時00分、祝日と第2土曜日は午前8時20分~11時00分のみです。平日昼間に動ける状況かどうか、先に確認しておくと無駄足になりません。
工事由来の廃材で気をつけたいこと
業者に依頼してブロック塀を壊してもらった、外構工事でコンクリートを撤去した。こういった場合は、工事を請け負った業者側が廃棄物の処理責任を持つのが原則です。
工事由来のがれき類は、発注者が個人でも「産業廃棄物」として扱われることがあります。この場合は市の収集や環境事業センターへの持ち込みとはまったく別のルートになります。工事業者に確認するのが最初の一歩です。
相談先が分かれるケースを整理する
どこに相談するかは、状況によって変わります。迷いやすいのが、家庭由来か工事由来かが自分でも判断しきれない場合。そういうときは、まず市の窓口に一度確認する流れが動きやすいと感じています。
- 小田原市 環境事業センター
-
電話:0465-34-7325。家庭ごみの区分や持ち込み可否の確認窓口。
- 廃棄物処理業者
-
建設廃材・がれき類の引き取りは産廃業者への依頼が基本になる。
- 工事を依頼した業者
-
工事由来の廃材は請け負い業者に処分責任を確認するのが先。
「少量だから市に相談してみよう」という流れ自体は悪くありません。ただ、センターに持ち込んでも受け入れてもらえないケースがあると、二度手間になります。電話一本で確認してから動くほうが、結果として早く片付きます。
違法投棄にならないための注意
「少しだけだから山の脇に置いても大丈夫では」という話を、ごくまれに耳にすることがあります。コンクリートやがれき類の不法投棄は、廃棄物処理法による規制の対象です。量の多少は関係ありません。

正規のルートで処分すれば、あとで余計な心配をしなくて済みます
山林や空き地、道路脇などへの放置は、発見されれば原状回復を求められる場合もあります。処分に手間がかかる分、正規の手順を踏む価値はあります。
産廃業者へ頼む流れを知っておく
市の収集で対応できない場合は、産業廃棄物収集運搬の許可を持つ業者に依頼するルートがあります。流れとしてはこんな感じです。
コンクリートの量(個数・重量の目安)と、割れ方や混入物を確認する。
産業廃棄物収集運搬の許可を持つ業者に、品目と量を伝えて見積もりを確認する。
日程・搬出場所・費用を確認し、当日に立ち会えるか確かめておく。
費用は量や業者によって変わります。事前に複数の業者に確認しておくと、比べやすいです。
公式情報を確認するための窓口と方法
小田原市の公式ページには、ごみの分別辞典と「ごみと資源の分け方・出し方」のページがあります。品目を入力すると区分が調べられる分別辞典も公開されています。
- 小田原市ごみ分別辞典(市公式サイト)
- 環境事業センター 電話:0465-34-7325
- 神奈川県の産廃業者一覧(神奈川県公式)
制度や取り扱いは変わることがあります。記事の内容も参考にしつつ、最終的には公式ページや電話で確認してから動くほうが安心です。
よくある失敗と見落としがちな点
実際に相談を受けたなかで多かったのが「環境事業センターに持ち込んだら断られた」というケースです。センターに持ち込める「大型ごみ」は家庭ごみが対象で、建設廃材は別扱い。ここを混同して持ち込んでしまうと、持ち帰るしかなくなります。
もう一つ見落としやすいのが、石こうボードや瓦も同じ「市では扱えないもの」に入っている点です。リフォーム後の片付けでは、コンクリートと一緒にこれらが出ることも多い。まとめて確認しておくと、一回で動けます。
迷ったときに最初にやること
複雑に考えすぎる前に、環境事業センター(0465-34-7325)に電話してみるのが、わたしには一番動きやすく感じています。電話口で「コンクリート片が少し出たんですが、どこへ持っていけばいいですか」と伝えるだけで、今の状況に合った窓口を教えてもらえます。
受付は平日の午前8時20分から、午後は4時まで。仕事帰りや昼休みに電話しにくい時間帯もあるので、かけられる日をあらかじめ決めておくと動きやすいです。
今日、コンクリートのそばに立ってみてください。大きさと量をスマホで写真に撮っておくだけで、電話のときに「このくらいの量です」と伝えやすくなります。それだけで、次の一歩がずいぶん踏み出しやすくなるんですよね。処分先が決まると、気持ちがすっと軽くなるものだと感じています。ぜひ動いてみてくださいね。












